手法とデータ

計算の仕組み

ERA5再解析の過去約20年の1時間データから、10日ブロックを季節を保ったままランダムに繋いで数千本の気象シナリオを作り、風速・波高がしきい値を下回る時間を数えて、計画稼働日数に達するまでの暦日数(P50/P90)を求めます。風・波・雨は同じブロック内で一緒に取り出すため、実際の同時発生の関係が保たれます。

w(t) = 1[t ∉ suspension] · 1[U(t) < U_th] · 1[H_s(t) < H_s,th]
D = min {t : Σ w(s)·Δt ≥ T_plan × 24 h} · P50 = Q₀.₅(D), Px = Qx(D) (x = 70–95, default 90)

気候変動と台風

着工が5年以上先の場合は、CMIP6高解像度モデルの月別変化量を風速・波高に乗じます(波高は風速の1.5乗で近似)。SSP2-4.5はSSP5-8.5の信号を地球平均気温の上昇比で縮尺して求めた近似です。確率台風モデルはベータ版で、発生率は暫定値です。

限界

  • 特定日の天候を予測するものではなく、確率分布の標本です。
  • ERA5の波浪格子は粗く、沿岸では欠測があります。
  • 船舶可用性・港湾閉鎖・設備故障など天候以外の要因は含みません。
  • 地震・津波の影響は含みません。
  • 台風モデルの発生率は暫定値で、校正前です。

データ提供元とライセンス

気象データ:Open-Meteo.com(CC BY 4.0)、ERA5:Copernicus Climate Change Service。地図:国土地理院タイル。

本ツールの結果は参考情報であり、契約・保険・投融資の最終判断は専門家にご相談ください。